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大和証券、比有力オンライン証券会社COLに出資

 

 大和証券グループ本社(大和証券グループ)がフィリピン事業基盤を強化しつつある。

 当地の有力オンライン証券会社であるCOLフィナンシャルズ・グループ(COL、旧社名:シティセックオンライン・ドット・コム)は、4月20日、「COL株式14.9%を大和証券グループに売却する。この株式売買は、4月21日、フィリピン証券取引所(PSE)でのブロックセールにおいて実行される」と発表した。

 この時点では売却額など詳細は発表されなかったが、大和証券グループは、フィリピンのオンライン証券売買のパイオニア的存在であるCOLの株式14.9%を保有することになる。フィリピンでもオンライン証券取引が活発化しつつあり、大和証券グループはこの事業基盤を強化する意向の様である。

 COL顧客口座数は近年急増、2016年末には約20万5.000口座、PSEでの取引回数シェアは20.6%に達した。また、売買額シェアは5.9%で、前年の3.9%からかなり上昇した。これらの結果、2016年の収入は前年比13%増の8億5,870万ペソ、手数料収入は同24.4%増の6億0,560万ペソへと二桁増加した。

 なお、 大和証券グループは1995年、フィリピン政府系のDevelopment Bank of the Philippines(DBP、フィリピン開発銀行)との間で合弁会社(DBP-Daiwa Capital Markets Philippines, Inc.、以下、DBP大和)を設立している。DBP大和はフィリピン証券取引所会員として、フィリピン株ブローカレッジ業務を展開してきている。

 2015年11月には、大和証券グループとDBPが、投資銀行業務分野におけるビジネス協働強化の業務提携に関する覚書を締結している。DBP はフィリピンの経済発展を目的に1995年に設立された開発銀行で、フィリピンの事業会社を中心とした強力な顧客基盤とネットワークを有している。業務提携契約により、大和証券グループは、経済成長著しいフィリピン国内事業会社の資金調達ニーズ、フィリピンに進出を試みる日系企業に対する支援体制を強化することが可能となった。

 このように、大和証券グループ本のフィリピンでの事業基盤の一層の拡充が進展しつつある。